東芝:ソフトウェア開発期間の短縮に貢献する車載CXPIレスポンダー用インターフェースICのサンプル提供開始について
September 02 2024 - 10:00PM
Business Wire
~業界で初めて[注1]ハードウェアロジックを搭載~
(ビジネスワイヤ) --
当社は、車載通信プロトコル規格CXPI[注2]に準拠した車載CXPIレスポンダー用インターフェースIC「TB9033FTG」のサンプル提供を本日から開始します。
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東芝:ソフトウェア開発期間の短縮に貢献する車載CXPIレスポンダー用インターフェースIC「TB9033FTG」
(画像:ビジネスワイヤ)
新製品は、業界初[注1]のハードウェアロジック[注3]を搭載したCXPIインターフェースICです。CXPIプロトコルによる送受信とGPIO[注4]をハードウェアロジックで�御するため、ソフトウェア開発が不要です。これにより、開発期間の短縮に貢献します。
新製品のGPIOは16端子あり、6端子はADコンバーター入力に、4端子はPWM[注5]出力に切り替えできます。また、Sleep
Mode中の入力監視機能、スイッチマトリックス (最大4×4)
入力機能、通信途�時の出力機能を搭載しており、多様な車載アプリケーションに対応可能です。
異常検出機能として過熱、過電圧、低電圧の異常検出回路を内蔵しています。さらに、異常になる手前の�態を検出しコマンダーノードに自動送信する機能を搭載しています。これにより、車載の異常検出の性能向上に貢献します。
動作温度範囲は、車載用に適した-40~125°Cに拡大しています。車載電子部品認定規格であるAEC-Q100に適合予定です。
新製品は車載通信の多重化が可能で、ボディー系アプリケーションのワイヤハーネスの削減ができ、車載の軽量化に貢献します。
なお、外部端子によりコマンダーノードとレスポンダーノードの用途に切り替えできる車載CXPI通信ドライバーレシーバーIC「TB9032FNG」も開発しています。
[注1] CXPIインターフェースIC(レスポンダーノード用)として。2024年9月3日時点、当社調べ。 [注2] CXPI
(Clock Extension Peripheral Interface) :
LIN[注6]を進化させた車載サブネットワーク用の日本で企画、開発された通信規格 [注3]
マイコンを搭載せずに、ハードウェアで構成した論理回路 [注4] GPIO (General Purpose Input/Output)
: 汎用入出力 [注5] PWM (Pulse Width Modulation) : パルス幅変調 [注6] LIN (Local
Interconnect Network) : CAN[注7]と比較して、低コスト、低速の車載サブネットワーク用の通信規格 [注7]
CAN(Controller Area Network):主に自動車用の通信ネットワークとして用いられるシリアル通信規格
応用機器
車載
- ボディー系アプリケーション
(ステアリングスイッチ、メータークラスタースイッチ、ライトスイッチ、ドアロック、ドアミラーなど)
新製品の主な特長
- 車載通信プロトコル規格CXPIに準拠したレスポンダー用インターフェースIC
- 車載ボディー系アプリケーションに適した高速応答性 (LINと比較した場合)
- 16端子のGPIO (4端子はPWM出力、6端子はADコンバーター入力に切り替え可能)
- スイッチマトリックス (最大4×4) 入力機能
- 異常検出機能 (異常になる手前の�態を検出しコマンダーノードに自動送信可能) : 過熱、過電圧、低電圧
- 低�費電流 (暗電流) : IVBAT_SLP=10μA (typ.)
- 低EMI、高EMSにより、ノイズ設計しやすい
- 耐ESDが高く、静電気に強い
- AEC-Q100適合予定
新製品の主な仕様
(Ta=-40~125°C)
品番
TB9033FTG
規格
車載通信プロトコル規格CXPI (ISO
20794-2~4、ISO 14229-8) に準拠
機能
ハードウェアロジック搭載のインターフェースIC
(レスポンダーノード専用)
I/O端子
16端子のGPIO (4.5~5.5V)
(6端子は10bitで1回路のADコンバーター入力に、4端子は8bitで4回路のPWM出力に切り替え可能)
入力機能
- Sleep Mode時の入力監視
- 入力時のチャタリングフィルター設定
- スイッチマトリックス (最大4×4) 設定
- ADコンバーターの移動平均 (時間と回数設定可能)
のサンプリング
出力機能
- 出力On/Off�御 (時間、回数設定可能)
- 通信途�時の出力�御
- PWM周波数設定
搭載メモリー
不揮発メモリー
(I/O端子設定の保存、書き換え可能、パスワード設定可能)
異常検出機能
過熱、過電圧、低電圧
(異常になる手前の�態を検出しコマンダーノードに自動送信可能)
�対最大定格
電源電圧 VVBAT (V)
-0.3~40
電気的特性
VBAT正常動作範囲
VVBAT (V)
6~18
�費電流 (暗電流)
IVBAT_SLP (μA)
Typ.
10
動作温度 Ta (°C)
-40~125
通信速度 (kbps)
Max
20
パッケージ
名前
P-VQFN28-0606-0.65-003
寸法 (mm)
6×6
信頼性試験
AEC-Q100 (Grade1) に適合予定
量産開始
2025年12月
新製品の詳細については下記ページをご覧ください。 TB9033FTG
当社の車載ネットワーク通信向け製品の詳細については下記ページをご覧ください。 車載ネットワーク通信
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