(ビジネスワイヤ) -- バイエルとソリンタは、ケニアとインドの市場でジャガイモ真正種子の商業化と流通に関して協力することで合意しました。この提携により、バイエルは2000万ヘクタールの世界的なジャガイモ市場に参入し、丈夫なハイブリッドジャガイモ品種を開発するオランダ企業ソリンタと初めて協業することになります。

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Peter Poortinga (CEO, Solynta) and Frank Terhorst (Head of Strategy & Sustainability, Crop Science, Bayer) (Photo: Business Wire)

今回の提携は、ソリンタのジャガイモ育種に関する専門知識を活用して、主要なジャガイモ栽培地域で育つ丈夫なジャガイモ新品種の開発を目指すものです。この技術革新により、生産者は従来の塊茎の植え付けではなく、真正種子からジャガイモを植えることができるようになります。バイエルは、ケニアとインドの遠隔地の生産者に新しいハイブリッドジャガイモ品種を流通させます。

種塊茎の代わりにジャガイモ真正種子を使用すると、ジャガイモ産業にとっていくつかの利点があります。ジャガイモ真正種子は小さく、清潔で、病気がなく、保存期間が長く、輸送や保管が簡単です。また、年間を通して入手可能で、耐病性や気候対応力など、有益な形質を付加して育種することができます。

バイエルは、回復力のある持�可能な食糧システムに焦点を当てた再生農業戦略の一環として、ジャガイモ真正種子をポートフォリオに追加します。「種子のイノベーションは、当社が注力している分野の一つです」と、バイエルのクロップサイエンス部門の戦略・持�可能性担当責任者であるフランク・テルホルスト氏は述べています。「当社は、ソリンタのジャガイモ真正種子が、地域社会や食糧・栄養安全保障に良い影響を与えることを期待しています」

「当社のポートフォリオへのジャガイモ真正種子の追加は、小規模農�を支援し、最新のイノベーションを提供するという当社チームの取り組みが自�に進展した結果です」と、バイエルのグローバル野菜種子担当プレジデントであるインシ・ダネンベルグ氏は述べています。

ソリンタのCEOであるピーター・ポーティンガは、ジャガイモ真正種子はソリンタのハイブリッドジャガイモ育種技術の約20年にわたる研�の成果であるとして次のように指摘します。「ハイブリッド育種は、既存の多くの食用作物で実証された技術であり、耐病性などの望ましい形質を持つ新品種の迅速な開発が可能になります。当社は、バイエルと協力してジャガイモ真正種子の導入と販売に取り組めることを大変うれしく思っています」

「当社は、ジャガイモ真正種子の導入と、その有効性を実証するための圃場試験や商業試験の実施に注力しています。ケニアとインドでのいっそうの商業展開に向けて、バイエルと提携できることを光栄に思います」と、ソリンタのCCOであるヨースト・ファン・レグテレンは述べています。

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Caroline Elias, caroline.elias@solynta.com