業界初の大容量1.8テラバイトと次世代12Gbps SASインタフェースで10K HDDの新しい基準を確立

(ビジネスワイヤ) -- HGST(社長:Mike Cordano (マイク・コルダノ))は、本日、毎分10,000回転(以下、10K)では業界最大の記�容量のハードディスク装置(以下、HDD)「Ultrastar C10K1800」の出荷を開始しました。確かなフィールド稼動実績に裏付けられたHGSTの高品質設計を基本として、2.5型スモールフォームファクタ(以下、SFF)のUltrastar C10K1800は、大幅に向上したランダムライトとシーケンシャル性能と大容量の組み合わせにより、24時間連�稼動のミッションクリティカルなアプリケーションに最適の製品です。

Ultrastar C10K1800 (写真:ビジネスワイヤ)

エンタープライズ向けストレージ需要の高まりを背景に、IOPS性能、記�容量とコスト効率を考慮した階層ストレージ構築の要求が増えています。ソリッド・ステート・ドライブ(以下、SSD)や毎分15,000回転(以下、15K) HDDが高い性能が求められるソリューションに対応しますが、容量当たりのコスト効率を求めるお客様向けとして、10K HDDに高い需要が��しています。

HGST プロダクトマーケティング ヴァイスプレジデントのBrendan Collins(ブレンダン・コリンズ)は、次のように述べています。「我々のお客様は、データセンタの省スペース化や�費電力の低減に加え、爆発的に増加するデータ量や多様なアプリケーション負荷に日々対応しています。大容量と高い性能を融合したUltrastar C10K1800は、記�容量、性能とコストの最適なバランスを提供します。お客様へ階層ストレージ構成のSSDや高性能15K HDDを補完する用途として、Ultrastar C10K1800を使われることをお勧めします。」

革新的な技術HGSTのメディアキャッシュアーキテクチャ、アップグレードされた12Gbps SASインタフェースやアドバンスドフォーマットオプションなどの革新的な技術を採用したUltrastar C10K1800は、大幅な性能向上と24時間連�稼動をサポートする信頼性を提供します。とりわけ、ディスクをベースとするメディアキャッシュ技術は、ディスクメディアに大容量の不揮発キャッシュを設け、停電など突発的な電源遮断時の信頼性とデータ保全性の向上に加え、限定された容量のNANDやフラッシュベースの不揮発メモリに比べて大幅なライト性能の向上を図ります。

Ultrastar C10K1800の主な特徴は:

  • 1.8テラバイトの大容量 - 現行の2.5型SFF 10K HDDと比べ50%容量向上
  • 大幅な性能向上 - HGSTのメディアキャッシュ技術を採用し、現行の2.5型SFF 10K HDDと比べ、ランダムライト性能は2.5倍、シーケンシャル性能は23%改善
  • 次世代の12Gbps SASインタフェース - 次世代のデータセンタに対応し、現行SASインタフェースの2倍の毎秒12ギガビットのデータ転送速度。既存デバイスやエンクロージャに対応し、下位互換性を確保。
  • アドバンスドフォーマットオプション - フォーマット効率を向上させる4K Nativeや512エミュレーションモードのサポート。既存のレガシーシステム向けに512 Nativeもサポート。
  • �費電力の低減 - 現行の2.5型SFF 10K HDDに比べ大幅な性能向上を図りながら、アイドルモードで最大7%の�費電力低減
  • 新しいセキュリティと暗号化機能オプション - ISE(Instant Secure Erase)、TCG(Trusted Computing Group)のEnterprise SSCに準拠したSED(Self-Encrypting Drives)やFIPS(米国連邦情報処理規格)140-2 レベル2に準拠したTCG Enterprise SEDなど、幅広いセキュリティとデータ暗号化機能を提供

製品の出荷についてフィールドで確かな実績のある技術を背景に、Ultrastar C10K1800はエンタープライズ向け製品仕様をリードするMTBF仕様200万時間、年間平均故障率(AFR)0.44%および5年間の製品保証を提供します。Ultrastar C10K1800は、階層ストレージ構成に対応し、HGSTのエンタープライズ向けPCIe、SSDおよびHDD製品の幅広いポートフォリオに加えられます。

Ultrastar C10K1800は、出荷をすでに開始しており、OEMのお客様の認定試験をいただいています。また、FIPS準拠の製品は2015年1月に出荷の予定です。

Ultrastar C10K1800製品シリーズに加え、15K HDDのUltrastar C15K600製品シリーズも512エミュレーションフォーマットモデルの出荷を7月に予定しています。

■新製品の主な仕様 (注1)

    Ultrastar C10K1800

項目

    セクターサイズ(bytes/sector) 512n   512e, 4Kn 記�容量 (注2)(注3)

1.2 TB/ 900 / 600 / 300 GB

1.8 / 1.2 TB/ 900 / 600 / 450 GB

ディスク枚数

3/ 3 / 2 / 1

4 / 3/ 2 / 2 / 1

ヘッド本数

6/ 5 / 3 / 2

8 / 6/ 4 / 3 / 2

平均シーク時間 (リード/ライト) 3.3-3.5 / 3.8-4.2 ms   3.3-3.7 / 3.8-4.4 ms ディスク回転数 毎分 10,520回転(rpm) 平均回転待ち時間 2.85 ms 面記録密度 (最大)

899 Mb/mm2(580 Gb/inch2)

961 Mb/mm2(620 Gb/inch2)

サステイン転送速度 129 - 224 MB/s   146 - 247 MB/s インタフェース SAS 12Gb/s インタフェースデータ転送速度(最大) 1200 MB/s データバッファ容量 128 MB 騒音 (Idle時) 3.4 bels 非動作時耐衝撃 (印加時間) >300G (2ms) 環境周囲温度 動作時 5~55℃、 非動作時 -40~70℃ 外形寸法 (W x D x H) 70.1 x 100.45 x 15.0 重量  約 227g

省エネ法に関する表示

�費電力(Idle時)

4.7/ 4.7 / 4.3 / 3.9 W

5.1 / 4.8/ 4.3 / 4.3 / 3.9 W

エネルギー�費効率 (注4)

0.0040W/GB(1200GB)0.0053W/GB(900GB)0.0072W/GB(600GB)0.013W/GB(300GB)

 

0.0029W/GB(1800GB)0.0040W/GB(1200GB)0.0048W/GB(900GB)0.0072W/GB(600GB)0.0087W/GB(450GB)

 

省エネ法に基づく区分

 

J 区分 (1.8 TB)I 区分 (1.2 TB / 900 / 600 GB)F 区分 (450 / 300 GB)

(注1)   仕様は予告なく変更することがあります。 (注2) 当社では、HDD業界の慣例に従い、1GBは1,000,000,000バイト(10億)バイト(Byte)、1TB は1,000,000,000,000 バイト(1 兆)バイト(Byte)、と容量を定義しています。 (注3) 本製品は、垂直磁気記録方式を採用しています。 (注4) エネルギー�費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された�費電力を省エネ法で定める記�容量で除したものです。

■報道関係お問い合わせ先株式会社HGSTジャパン企画管理部 マーケティング・広報グループ担当: 鈴木 健二〒252-0888 神奈川県藤沢市桐原町1番地電話 0466-98-4044 (ダイヤルイン)

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